SnowMonkey ロードマップ

【完全版】SnowMonkeyテーマカスタマイズ案件の契約前から納品までのフロー解説

SnowMonkeyの案件を受注したのですが、サイト制作以外に何をやればいいのか分かりません、、

契約前の商談から納品までの全行程を解説します!

つばさ

SnowMonkeyで案件とれたはいいけど、「まず何やればいいの?」「ヒアリングで何聞けばいいの?」「サイトは作れたけどどうやって納品すんの?」などなど、、最初は疑問が尽きませんでした。

まだまだPDCA回しながらブラッシュアップさせていく必要があるので、随時この記事をアップデートさせながらお伝えしていきたいと思います。

もくじ

SnowMonkeyテーマカスタマイズ案件の全貌

全貌

SnowMonkeyで案件が取れた場合、クライアントの対象は制作会社ではなく、エンドクライアント(Web制作とは関係ない事業の個人や法人)が中心になります。

コーディングやデザインだけができればいいという訳ではなく、商談からヒアリング、デザイン、WordPress構築、納品までの全工程ができなければなりません。

案件の全貌

①契約前の商談
②契約
③詳細なヒアリング
④着手金の振込確認後、サイト制作開始
⑤セキュリティ対策
⑥分析ツール設置
⑦納品

SnowMonkeyでサイトは作れるけども、「それ以外に何をすればいいのか」が不安に感じている方も多いかと思いますので、私が普段案件をどう進めているのかをご紹介します。

契約前の商談

契約前の商談

クラウドソーシングで営業していたら返事があった、お見積もり相談があったという場合にはいきなり契約はせず、SnowMonkeyで案件を取れるのか否か、予算や納期などを判断する必要があります。

今後のトラブルを避けるためにもZOOMなどで実際にヒアリングはしておきましょう。

最低限これは聞いておいた方がいいものをまとめておきました。

①他社への依頼の有無
②ホームページが必要な理由
③サイトのデザイン性や必要な機能
④素材について
⑤ページ数・制作予算・希望納期
⑥サーバー・ドメインの有無
⑦今後の流れや注意点の説明
⑧ヒアリングシートの共有

ただ、案件によってはこれだけでは足りないものや必要のない項目もあるのであくまで参考程度にとどめておいて下さい。

他社への依頼の有無

他社への依頼の有無

クライアントがホームページ制作の相場感を把握しているのかしていないのかでそこの説明が必要なのか、必要ならどのくらいのレベルまで説明が必要なのかを判断するために聞いています。

相場感を理解していればその部分の説明は割愛できますし、もし理解していなければそこからしっかり説明をしていきます。

相場感を理解してもらうのにおすすめなのがWeb幹事料金シミュレーターですね。

料金シミュレーター

国内約5,000社のWeb制作会社の料金相場を算出してくれるシミュレーターです。

必要なページ数や機能、素材の有無などの項目を埋めながら算出していけるので、簡単なヒアリングがてら行えておすすめです。

ホームページが必要な理由

名刺代わりで必要なのか、集客ツールとして使用するのかなど、クライアントによって必要な理由は異なります。

その理由によってターゲットが異なってきますし、そもそもクライアントの抱える課題や悩みを解決する手段が本当にホームページで解決し得るのかを判断していくことも大事です。

ヒアリングしながら、LINE・Lステップ、SNS運用などの可能性も考慮しながらヒアリングしていきましょう。

サイトのデザイン性

WordPressサイトをテーマカスタマイズで制作する場合、ある程度デザイン性がテーマに依存する特徴があるので、SnowMonkeyテーマのデザイン性にクライアントが満足してくれるのかを確認しておきましょう。

私の場合は、提案段階や商談前にはSnowMonkeyテーマで作ったこれまでの実績やデモサイトを送って、サイトの雰囲気を確認した上で商談に臨んでいます。

もし確認が取れていない場合には、商談中に画面共有しながら実際に見せたり、URLを送って確認をしてもらうなどしておけばOKです。

素材について

クライアントがテキスト・画像・ロゴなどの素材を用意できるのかどうかでお見積もり金額が変わってきます。

もし制作者側で用意する場合、

・素材はフリーか有料か
・有料ならどちらが購入するのか
・ロゴを巻き取るなら外注費の了承を取る

この辺りの確認をとっています。

私が普段利用しているフリー素材を入手できるサイトをいくつかご紹介しておきます。

おすすめフリー素材サイト

O-DAN (海外系フリー画像)
photoAC (日本系フリー画像)
icooon-mono (アイコン)
unDraw (イラスト)

ページ数・必要な機能

ページ数・必要な機能

ページ数や必要な機能から作業ボリュームを把握します。

クライアントの中にはサイトページのカウントの仕方が分からない方もいるので、具体例を示しながらページ数を一緒に決めていくのがおすすめです。

自分で実装できそうか、外注すべきかをその場で判断できるように最低限下の5つは把握しておいた方がいいです。

機能一覧(抜粋)

・検索機能
・予約機能
・決済システム
・会員登録
・通販機能

サーバー・ドメインの有無

サーバー・ドメインがあるかないかを聞いておきましょう。

クライアントがサーバー・ドメインを所有している場合にはどこのサーバー・ドメインなのか、WordPressがインストールされているのかを把握しておく。

パターンは概ね下の5パターンがあるかと思います。

・サーバー、ドメインどっちもない(新規案件に多い)

・どっちも持ってるけど別のサーバー、ドメインに変更したい

・別のサイトで使ってるサーバー、ドメインを使用したい(リニューアル案件に多い)

・サーバーはそのままでドメインだけ変えたい

・ドメインはそのままでサーバーを変えたい

大体新規案件は「サーバー・ドメインどちらも取得」リニューアル案件は「サーバー・ドメインそのまま」のパターンが多いです。

サーバー・ドメインどちらも取得

この場合はクライアントはサーバー?ドメイン?何それ?となってる場合がほとんどです。

ですので、そもそもサーバー・ドメインとは何なのかを説明してあげた上で、その取得方法を説明・サポートしてあげると親切ですね。

サーバー取得についてのブログ記事や資料を作っておくのがおすすめです。

サーバー・ドメインそのまま

これはリニューアル案件に多いパターンです。

ドメインに既にWordPressがインストールされていればそのままデータをインポート、WordPressがインストールされていなければサーバーの管理画面からWordPressをインストールすればOKです。

ただし、そこはサーバーの種類によってやり方は違うのでその都度調べながら進めていくことが求められます。

お見積もり金額の提案

お見積もり金額

これまでのヒアリング内容から正式お見積もり金額と納期をご提案します。

予算を大きく超える金額でお見積もりを出す場合には、「なぜその金額になるのか」をしっかりと伝える必要があります。

費用対効果などを説明しながら進めていくのも一つの手ですね。

費用対効果

ここがしっかりと根拠を持って説明できれば、たとえ予算を超えた金額であっても契約に繋がることがあります。

今後の流れについて

今後の流れ

クライアントのほとんどが契約の仕方や契約後にどのようなスケジュールで進んでいくのかが分からず不安に感じている方が多いです。

ざっくりとでもどのように進めていくのか、契約〜納品までの工程を説明することが必要です。

私は以下の流れを口頭で説明し、商談終了後に議事録として共有しています。

サイト制作全貌

①契約
②着手金のお振込確認後、制作開始
③詳細ヒアリング
④サイトマップ制作
⑤トップページ初稿制作
⑥トップページ初稿提出・修正対応
⑦下層ページ制作
⑧下層ページ初稿提出・修正対応
⑨最終提出・確認
⑩テスト環境で品質チェック
⑪本番環境にアップ
⑫納品

ヒアリングシートの共有

ヒアリングシート共有

お見積もり金額にご納得頂けたらいよいよ契約となりますが、契約後の打ち合わせをスムーズに進めるためにここでヒアリングシートを共有しておきます。

クライアントに時間があれば、このままヒアリングシートに沿って質問していくのもありです。

時間がなく後日に打ち合わせをする場合は、打ち合わせ後にヒアリングシートを共有し打ち合わせ前日までにご記入頂けるように説明しておきます。

ヒアリングシートに使うツールとしておすすめなのは、以下の3つですね。
自分の使いやすいものを使えばOKです。

・Googleフォーム(おすすめ)
・Googleドキュメントシート
・notion

(例)Googleフォーム

ヒアリングシート

ヒアリング項目はお客様情報、依頼内容、素材の有無、他の事業の取り組みなどを項目を用意しています。

契約

契約

クライアントと契約する場合、個人間契約かクラウドソーシング上での契約のどちらかになるかと思います。

個人間契約

個人間契約の場合、自分で契約書を準備し、クライアントに送って署名・押印を頂くことになります。

契約書はBrainでわがいさんが出されている【初心者向け】Web業務委託契約のひな形セット(制作、保守、SNS運用代行)がおすすめです。

Brain契約書

用意されている契約書の種類は全部で9種類。契約書1本につき553円で使いまわせるので超おすすめです。

1.ホームページ制作業務委託契約書
2.ホームページ制作業務委託契約書(シンプル版)
3.ホームページ制作一部業務委託契約書(外注者視点)
4.ホームページ保守業務委託契約書
5.Webサイト制作取引基本契約書
6.ランサーズ覚書
7.クラウドワークス覚書
8.SNS運用業務委託契約書
9.SNSコンサルティング業務委託契約書

実際に契約となった場合には次の手順で進めれば問題ないかと思います。

基本的に新規のホームページ制作であれば上記の1番を使います。

①コメントに沿って契約書を作る

②契約書に自分の署名+電子押印

③クライアントにPDF形式とGoogleドキュメントを共有

④クライアントの署名+電子押印確認後、PDF形式で保存して共有

契約を交わしたら請求書を送付して、着手金のお振込確認後に制作を開始していきます。

郵送の場合はPDF形式のデータを印刷して送付することになりますが、返送までに時間がかかるのでオンライン上で交わす方がおすすめです。

クラウドソーシング上で契約

クラウドソーシングで契約する場合は、利用しているクラウドソーシングの規約に沿って進めていけば問題ありません。

クラウドワークスとランサーズどちらも契約が締結されるとクライアントが仮払いをしてくれるので、その後に制作開始という流れになります。

クラウドワークス

クラウドワークス

私がクラウドワークスを利用する時に気をつけていることは、納品時にデータをクラウドワークスのメッセージ上に添付をすることです。

SnowMonkeyの案件では、大体納品方法はクライアントが用意したサーバー・ドメインにアップロードすることが多いです。

なのでわざわざメッセージ上で納品報告と一緒にデータを添付して送ってなかったんですよね。

そしたらクラウドワークス事務局から「本当に納品したんですか?クライアントと親族などの関係者である可能性があるので審査完了までお振り込みは停止します」といった旨のメールが届きました。

最終的には後日振り込まれましたが、こんな面倒なことは避けるためにも納品時にはデータも一緒に添付することをおすすめします(笑)

クラウドワークスで案件をこれから獲りたいという方にはプロクラウドワーカー直伝】クラウドワークスで初心者でもWEB制作案件を獲得できる方法を参考にしてみて下さい。

ランサーズ

ランサーズ

ランサーズでの進行はほとんどクラウドワークスと変わらないですね。

注意点を強いて言うなら、

・提案時にURLを送ってもクライアント側では見れない

・メッセージのやり取りの最中に急にメッセージが確認できなくなる事がある(運営が内容を確認するため)

・ランサーズ備え付けのビデオミーティングは背景の編集、録画ができない

私が経験したのはこんなところです。

「提案時にURLを送ってもクライアント側では見れない」というのは、提案時に実績やデモサイトのURLを添付すると、受け取ったクライアントがそのURLを開いたら下の画面に飛ばされるってことです。

対策としてはURLではなく、「https://」を除いた部分を添付すればクライアント側でも確認する事ができます。

契約後の詳細なヒアリング

契約後のヒアリングでは、事前のヒアリングを深掘りしてサイトについてガッチリ固めていったり、今後のスケジュール調整、案件進行に伴う注意点などを説明していきます。

ヒアリングシートの確認

ヒアリングシートの確認

事前の商談やヒアリングシートをもとに記入頂いたものの確認を行います。

今後ちゃぶ台返しにならないように、前回の商談後に速やかに議事録を作成して共有しておくことが重要です。

要件定義

要件定義

ここではヒアリングシートの内容をもとにサイトの要件を固めていきます。

具体的にどんなことを決めていけばいいのか。

オリジナルテーマではなくSnowMonkeyで制作する以上、要件定義の仕方も若干異なってくるかと思います。

各ページに載せたい情報の洗い出し

これでもかってくらいさらにヒアリングして他に載せたい情報や機能はないのかを再確認します。

載せたい情報や必要な機能によってデザインが変わってきたり、今後の要件定義がひっくり返る可能性もあります。

最後にちゃぶ台返しなんてことにならないようにこの段階で洗い出しておきましょう。

デザイン・レイアウトの決定

サイトに載せたい情報と機能が決まったらそれらを実際にサイトでどう見せていくかを決めていきます。

理想は使用するブロックまで決めること。
これを実現するためには実際のブロックのデザイン、パターンを見せながら選んでもらうことが一番実現しやすいのかなと思ってます。

私はこのフェーズで使う用に商品カタログのようなものを作成しているので、そのカタログを見ながらクライアントと決めています。

①商品カタログ例(ファーストビュー

商品カタログ1

商品カタログ例お問い合わせフォーム)

商品カタログ2

他によくあるのが、「この参考サイトに寄せて作ってほしい」ってやつです。

これで作り始めると修正の嵐になる可能性めっちゃ高いので、ちゃんとSnowMonkeyでできることを説明して、カタログなりデモサイト見ながら一緒に決めていくことをおすすめします。

アニメーションの有無

クライアントの中にはアニメーションを希望される場合もあります。

どこのブロックにどんなアニメーションをつけるのかをここで決めておけると効率上がります。

私はAnimate.cssで、クライアントと一緒に確認しながら決めているのでご参照くださいませ〜。

Animate.css

ここで決めたアニメーションをエディタ画面上で簡単に付けることができるプラグインがありますのでぜひ使ってみてください。

Blocks Animation: CSS Animations for Gutenberg Blocks

Blocks Animation: CSS Animations for Gutenberg Blocks

レスポンシブ対応のデバイス共有

クライアントによってはPCとスマホではどちらも同じデザインで表示されると思っている方が多いです。

レスポンシブ対応とは何なのか、といった所から説明をした上でどのデバイスで合わせていくのかを調整します。

Googleのデベロッパーツールを見ながら決めていくのがおすすめです。

納品方法・連絡手段・進捗報告頻度

ここではサイト制作以外の事務的な部分の確認をします。

納品方法

私が対応した案件の大多数はクライアントが用意したサーバー・ドメインにアップロードする形でした。

ただ、中にはデータだけ送って納品ということもあるのであらかじめ確認しておきましょう。

連絡手段

クラウドソーシング上であれば、その中で用意されているメッセージで連絡はできますが、個人間契約の場合は多岐に渡ります。

私が経験したものを列挙しておきますので、この辺りは把握しておき、必要があれば登録してアカウントを作っておくことをおすすめします。

Chatwork
Slack
Discord
Gmail
LINE
Telegram

Telegramはクライアントが海外企業様の時に使用したツールなのでかなりレアなものだと思います。

進捗報告頻度

進捗報告頻度とは、制作中に定期的に進捗をクライアントに報告をすることを言いますが、ここもクライアントによりけりなところです。

クライアントによってはそもそもそんな報告いらないって方もいます。

ただ、基本的には3日〜5日に一回報告することが多いかなと思います。

一番最悪なのは、ここの取り決めをせず、進捗報告をしないで制作していたらクライアントの方から「今どんな感じですか?」と進捗を聞かれることなので、こうはならないように調整をしておきましょう。

今後の進行の流れや注意点の説明

最後に今後の進行の流れや注意点などの説明をします。

・打ち合わせ終了後、notionに議事録、お見積り書、請求書などを添付して送付する旨

・着手金のお振込確認後に制作開始する旨

・必要情報シートの共有

あたりを説明しておきます。

notionでは下の画像のようにまとめています。
URLをクライアントと共有しているのでいつでもクライアントが確認できる環境を整えています。

notion仕事管理

必要情報シートにはレンタルサーバー情報やWordPressログイン情報、各種外部リンクなどをこのシートに集約しています。

サイト制作

ここまできてやっと制作フェーズですね。

着手金振り込みが確認(CSの場合は仮払い確認)できたら制作を開始していきます。

サイトの構築については今回焦点には当てていないので、制作中のポイントや注意点について触れていきます。

全体の流れ

もう一度全体の流れを載せておくと、

サイト制作全貌

①サイトマップ制作
②トップページ初稿制作
③トップページ初稿提出・修正対応
④下層ページ制作
⑤下層ページ初稿提出・修正対応
⑥最終提出・確認
⑦テスト環境で品質チェック
⑧本番環境にアップ

こんな感じですね。


このフェーズは理解している前提で記事を書いているので詳しくは書きませんが、ポイントを絞っていくつか解説します。

サイトマップ制作

サイトマップとは、そのサイトのページ構成を視覚的に表した図のことです。

サイトマップ

例えばこんな感じですね。

どのページにどの情報を載せるのかが一目瞭然になります。

これがあるかないかで作業効率がかなり変わってきますし、クライアントにとっても安心できる資料です。

これはMindMeister(マインドマイスター)というツールを使用しています。

有料プランでも月々1200円ほどですし、サイトマップ以外にも商談で使えるのでおすすめです。

テスト環境で品質チェック

ローカル環境で制作したサイトをテストサーバーにアップして動作確認や品質チェックを行うフェーズです。

テストサーバーの構築方法がもしわからなければこちらの記事を参考にしてみて下さい。

品質チェックリスト

①誤字脱字の有無
②デザイン・レイアウトに崩れがないか
③対応デバイスでレスポンシブ対応されているか
④画像は全て表示されているか
⑤リンク切れはないか
⑥アニメーションは正しく動いているか
⑦各種ブラウザでの挙動確認
⑧読み込みスピードが遅いページはないか
⑨お問い合わせフォームは正しく機能しているか

これらをスプレッドシートなどでまとめて品質チェックシートなどを作っておくと案件毎に使いまわせるのでおすすめです。

サイト制作中の注意点

注意点

サイト制作中に気をつけといた方がいいよーって部分をご紹介します。

案件をこなしていく中で感じた部分をまとめたのでご参考下さいませ。

無限修正にならないようにするための対策

いくら修正案を提出しても、また修正依頼がくる、小出しで修正箇所を言われる、、といったような事態に陥らないようにするためには、

・初稿提出後の無料修正回数の明示
・修正依頼シートの作成

ここを押さえておくと対策しやすいです。

無料修正回数の明示とは、初稿を提出してからの無料修正対応の回数をあらかじめ説明しておくことです。

ただ、これだけだと何だかんだ小出しで修正箇所を出されたりして、修正回数がうやむやになっちゃうんですよね。

ですのでお互いが気持ちよく進められるように、修正依頼シートを作っちゃうのがいいかと思います。

修正依頼シート

私はこのような形でGoogleドキュメントで作成しています。
使い方は、

①クライアントに記入してもらう
②提出を受けたらPDF化して共有
③クライアント確認後、修正開始

PDF形式にする理由としては確定後の小出し追加編集を防ぐためと、なんらかの理由でURLが開けなくなっても中身を確認できるようにしておくためです。

私は初稿提出から2回まで無料対応しているのでこのシートを2枚クライアントに送っています。

こうすることで、無限修正編は今のところは防げていますし、3回目からは追加料金を頂くことができています。

分からないところは勝手に自己判断しない

案件を進めていく中で分からない所は必ず出てきますが、勝手に自己判断して進めていくとトラブルになる可能性が出てきます。

技術的な部分で実装不可能な部分に出会ったら、クライアントに実装不可の連絡+代替案の提案をしましょう。

「実装できませんでした。」だけの報告と「実装できませんでしたが、こちらのデザイン、機能でしたら実装可能です。」と報告するのではクライアントが受ける印象はかなり変わってきます。

一つ一つの報・連・相にとにかく気を遣って工夫することで継続にも繋がりやすいのでやらない手はないです。

その他にも設定部分や機能的な部分で分からない、情報が足りてないといった状況になったらすぐにクライアントに聞くようにしておくとトラブルには遭いにくいです。

セキュリティ対策

セキュリティ

WordPressのログイン情報のパスワードが「admin」だったり、簡単なパスワードに設定していたりしませんか?

URL末尾に「/wp-admin」つけたらログイン画面に入れるまま納品したりしていませんか?

それだとブルートフォース(総当たり)攻撃くらって秒で突破されることがあります。

最低限でもいいのでやることやっておかないと、何かあった時に自分に返ってくることもあるので自分を守るためにも対策しておきましょう。

詳しいこと設定方法などはゆうさんが詳しく解説してくれています。

CODOLIFEに入っていればゆうさんのセキュリティセミナーは一度は見た方がいいです!(私は2回見ました)

セキュリティ対策リスト

①パスワード強化(パスワード生成ツールorWordPressの管理画面で生成)


②ログインページURL変更(SiteGuard WP Plugin)


③画像認証(SiteGuard WP Plugin)


④reCAPTCHA導入(Google公式)


⑤不要プラグイン削除

この5つはすぐに対策できるものになりますので必須レベルでやっておくことをおすすめします。

分析ツール設置

分析ツール

サイトは納品して終わりではなく、その後も運用していく必要があります。

運用していくために必須になるのが分析ツールです。
設置しておくべき分析ツールはGoogleアナリティクスとサーチコンソールの2つ。

この2つの設定方法はじゅんぺーさんのブログが超分かりやすく解説してくれてますので、それぞれリンクを添付しておきます。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスとは、アクセス解析ツールになります。

つまり、どれだけの人がサイトに訪れたのか、どのページにどれだけの時間滞在したのか、どれだけの人がどのページから離脱したのかまで分かっちゃいます。

運用する上でコンテンツの質向上には必須のツールになります。

設定方法はじゅんぺーさんがブログで詳しく解説してくれていますので、設定方法はこちらを参考にしてみて下さい。

サーチコンソール

サーチコンソールは、そのサイトへの流入経路やSEO面のデータを取得できる解析ツールです。

具体的には、

・どのキーワードで検索してきたのか
・そのサイトへの流入経路
・掲載順位

などが分かります。

こちらの設定方法についてもじゅんぺーさんが詳しく記事にしてくれていますのでこちらの記事を参考にしてみて下さい。

納品

納品

ここまで全部やってやっと納品ですね。

SnowMonkeyでなくとも、エンドクライアント案件であれば納品方法は大きく分けて2つあります。

・クライアントが用意したサーバー、ドメインにアップロード
・データを抽出したファイルを送付

ここはSnowMonkeyというかWordPressの理解の部分なので、詳しくは書きませんがもし全く分からなければ別途ご相談くださいませ。

クライアントが用意したサーバー、ドメインにアップロード

経験からいくと100%でこのパターンでした。

新規案件の場合は新たに取得したサーバーに、リニューアルの場合は既存サーバー・ドメインにアップロードするのがメインのやり方になります。

今回はXserverを例にご紹介します。

新規サーバー・ドメインver

Xserverの新規ドメインにWordPressをインストールする方法は別途記事を作成しますが、流れとしては以下の手順となります。

①クライントのXserver「サーバーパネル」にログイン

②WordPress簡単インストールから対象ドメイン選択

③WordPressインストールのタブを開き、各項目を埋めていく

④インストール完了できたら、管理画面のログインURL開く

⑤自分で設定したログイン情報入力して管理画面に入る

⑥ローカル環境からプラグイン「All-in-WP-Migration」でサイトデータをエクスポート

⑥本番環境でプラグイン「All-in-WP-Migration」をインストールしてデータをインポート

既存サーバー・ドメインver

既存のサイトがWordPressであれば以下の手順でOKです。

ただ、既存のサイトに上書きさせるのでその部分の了承は確認の上で実行してください。

①クライアントからWordPress管理画面URL、ログイン情報を聞く

②管理画面に入れたら、新規verの⑤、⑥と同じです

データを抽出したファイルを送付

これはCSなどの納品報告の際に使用するやり方になると思いますが、やり方としては下記の手順を踏んでいただければOKです。

①管理画面からプラグイン「All-in-WP-Migration」をインストール

②「ファイル」を選択してエクスポート

ローカル環境から本番環境にデータを移行する手順と同じですね。

これでファイルがダウンロードできるので、このファイルをクライアントに送付するやり方が一番簡単だと思います。

最後に

今回は、SnowMonkey案件のサイト制作以外にやることに焦点を当てて記事を書きました。

この部分はあまり記事が出ておらず、調べても中々欲しい回答が得られないんですよね。

案件をこなしていく中で得られた経験則でしかないので、これといって正解のやり方はありませんが、この通りにやってたらうまくいく事が多かったでご紹介させて頂きました。

今後、さらに案件をこなす中でもっと良い方法が見つかったらどんどん記事を更新していきます。

この記事を読んだことで少しでも参考になる部分があれば幸いでございます。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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